七ヶ浜町産の食材を使った郷土料理レシピ集

No.19

ツブ貝煮

特徴

ツブ(螺)は、巻貝のうち、食用にされる一部の貝類の通称である。ツブ貝は、古名としてはツビ、ツミなどがある。この名が指す範囲は曖昧で、特定の種や分類群を指すわけではなく、「ツブ」や「ツブガイ」という標準和名の貝もない。水産市場でツブ(ツブ貝)と呼ばれるものの多くはエゾバイ科の種であるが、同一種でも地域によっては別の名がある場合もある。エゾバイ科の貝類には、唾液腺にテトラミンと言う毒素を持つ種類があり、該当部位を正しく除去せず食べると食中毒を発症することもあるので、調理する場合は注意が必要である。

ツブの主な食べ方は、生で食べるときは、包丁の背等で殻を壊して中身を取り出し、丸まった背の方に包丁を入れて、白いプリン状のものと細い管唾液腺を取り除く。

煮たものを食べる場合、昔は冷ます時に糸でつるしておいて、おやつ感覚で食べていた。

材料

  • ツブ貝適量
  • 出し汁適量
  • 適量
  • 醤油適量
  • みりん適量

作り方

(下ごしらえ)
  1. ツブ貝の表面をたわしでこすり、汚れを落としておく。
  2. 貝がひたひたになる程度の分量の出し汁を用意する。
(つくり方)
  1. 鍋にツブ貝をならべ、出し汁と調味料を加え中火にかける。
  2. 沸騰したら火を弱めて5分程度煮てから火を止め、そのまま冷ます。
  3. 冷めたら、煮汁ごと適当な容器に移し冷蔵庫で保存する。
  4. 食べる際は、爪楊枝で身を引き出し、ワタごと食べると美味しい。