No.17
カキと白菜の煮びたし
特徴
七ヶ浜町の「馬放島」では、大正10年、宮城県農事試験場が、田を埋めて白菜の採取圃(さいしゅほ:栽培用の種子をとるために用いる畑)を設け成功した事により、白菜原型の一つである「松島白菜」が育成された。これをもとに渡辺採種場によって「松島純一号」「松島新二号」が育成され、「仙台白菜」として全国に普及し生産量日本一となった時期もあったが、宮城県の生産量、消費量は共に減少傾向となっている。しかし平成14年度から伝統野菜復活の気運の中で「仙台白菜」復活の状況にある。
カキは松島湾のきれいな海、豊かな自然からの恵みを受けて健康に育つ。他の有名産地と比べるとやや小粒なのが特徴で、味は濃厚である。
材料
- 白菜500g
- カキ200g
- 二番だし300cc
- 薄口醤油大さじ2
- みりん大さじ1
- 塩適宜
作り方
- ①白菜はお湯に塩を入れ茎の部分が柔らかくなるまで(箸で刺すと通るくらい)茹でる。
- ②ざるに上げて、軽く塩を振ってから、あおいで粗熱をとる。
- ③カキは一つづつ塩水でよく洗う(特にひだの部分)。
- ④白菜はざっくり切って手で軽く絞っておく。
- ⑤なべにだしを入れ、そこに薄口醤油大さじ2、みりん大さじ1、塩少々を加え、④を入れて煮る。
- ⑥最後に牡蠣を入れる(さっと火を通す程度)。