No.16
カジメのとろろ
特徴
カジメは、たたくと粘りが強い海藻である。
さまざまな料理の味付けに用いられた。よう度分(粘り)が強く、2.4月に、「とろろ」の料理として食べていた。カジメ(搗布、学名:Eckloniacava)は、コンブ目Lessoniaceae科カジメ属に属する褐藻の1種である。長い茎部の先に「はたき」のような側葉を持つ。
地方によっては、浴槽に入れて入浴する「カジメ湯」という習慣がある。お風呂に入れることがあり、神経痛に効くと仰られていた。
その他、お茶に入れて飲んだり、乾燥させて粉にしたカジメに醤油をかけて食べた。
カジメの保存は、乾燥して保存しておく。年間保存ができ、水に浸してもどす。約5分位あまり長くおくとやわらかくなる。最初やわらかくなるまで水煮し、あと水分を捨て調味料を加え、味を含ませる。保存は冷蔵庫に入れると1週間位もつ。
材料
- カジメ
- お湯少々
- 醤油少々
- 薬味(刻みねぎ、鰹節)
作り方
- ①カジメを細かくカットする。
- ②①に熱いお湯を注ぐ。濃い草色が、鮮やかな若草色に変わるまで箸で混ぜ合わせ、ネバリを出す。
- ③醤油を少々合わせ、熱いご飯にのせ、お好みの薬味でいただく。
また、②を味噌汁に入れると、カジメのとろろ汁になる。