七ヶ浜町産の食材を使った郷土料理レシピ集

No.15

マツモの味噌汁

特徴

マツモは、イソガワラ目イソガワラ科(RalfsialesRalfsiaceae)。生息分布は、北海道から本州太平洋岸犬吠埼以北である。現在三陸周辺地域を中心として獲れる海藻であるが、昭和33年10月の「七ヶ浜町漁業制度上の漁業分類表」によると、マツモが獲られていた記述が残っている。当時を知る年代の住民には懐かしい食材・味である。主に、岩と海水面に生えている。他の海藻と違い、生えているのが少ないため多く採ることはできず、漁師の間でも、特に珍重される海藻である。

マツモは、見た目が松の木の葉に似たギザギザした藻である。その形が松葉のように糸状であることから,かつては松穂(まつぼ)と呼ばれていたという。マツモは大変美味な海藻あり、そのまま「生マツモ」として、また乾燥させて「干マツモ」「焼マツモ」などに加工され、販売されている。

材料

  • マツモ
  • 味噌
  • 出汁
  • 豆腐
  • みりん

作り方

  1. だし汁を火にかけ、沸騰したら一度火を止める。
  2. だし汁に味噌を溶き入れ煮立たせないように火を入れ、味噌汁が沸騰する直前に火を止める。
  3. お椀に焼マツモを入れておき、温かい味噌汁を注げばマツモの味噌汁の出来上がり。