No.14
ドンコの湯餅
特徴
七ヶ浜の「表」と言われる、松ヶ浜、菖蒲田浜、花渕浜等では、ドンコが獲れるため、正月の雑煮の出汁には、ドンコを用いる。
ドンコの和名は、エゾイソアイナメであるが、標準和名よりも「ドンコ」の方が知られている。ドンコは三陸を中心に好まれている。本体よりも肝が尊ばれ、焼きもの、汁物にしても肝をいかに使うかが大切なことと言われる。
どんこ汁(味噌仕立て)等をはじめとして、各地に名物料理も多い。また、地域によって呼び名も異なっている。
雑煮のほか、七ヶ浜独特の郷土料理としては、ドンコの湯餅がある。獲ったドンコを干して、粉状にして用いる。
材料
- ドンコの焼き干し(粉末)
- 焼き海苔
- 醤油
- お湯
- 餅
作り方
- (下ごしらえ)
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- ①ドンコの焼き干しを粉末にしたものを、ふるいにかけておく。
- ②焼き海苔を揉んで細かくする。
- (つくり方)
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- ①器に焼いた餅を入れる。
- ②ドンコの焼き干しの粉末、細かくした揉み海苔を焼き餅の上にのせ、お湯に醤油を入れた出汁を、餅の上から注ぎかける。
- ③特に具は入れずに食べる。