No.11
生白魚のお茶漬け
特徴
白魚(シラウオ)の旬は産卵期に川に上ってくる春の2.4月。春を知らせる魚。サケ目シラウオ科の小魚で、河口付近や汽水域に生息している。体長5.10cmで、細くとがった魚体は、新鮮であればあるほど透き通っていて美しい。死後時間の経過と共に白っぽくなる。
白魚に含まれる主な有効成分は、骨も含め、丸ごと食べることができるので、カルシウム、マグネシウム、リンなど、骨の生成に不可欠なミネラルを沢山摂取できる。ビタミンAとなるレチノールが多く、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病対策となる他、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、免疫力も高まる。
よく似た魚の、しろうお(素魚)はハゼ科で別の魚である。名前が似ており姿も近いので混同されるが別種。
七ヶ浜地域の60代以上の住民は、子どもの頃から春の白魚の旬の季節には好んで食べていたという。お茶漬けの他には、三つ葉と一緒にかき揚げにしたり、お結び、卵とじにして食べた。
材料 (1人分)
- 生白魚お好みで適量
- ご飯1膳
- お湯適量
- 醤油少々
作り方
- ①盛り付けたご飯の上に生白魚を乗せる。
- ②①に醤油をかけ、熱いお湯を注いでお茶漬けでいただく。