No.5
ボッケの卵醤油漬け
特徴
毎年10月中旬から11月中旬にかけて旬を迎え、産卵期は晩秋から冬。収穫期のメスには卵がたくさん入っている。
普通は水深数十mほどの深い場所に生息していて、主に船釣りや底引き網で獲られることが多い。陸から釣れるのは極めて稀。体表は粗雑な起伏のある皮膚で覆われ、頭部周囲には多くの皮弁がある。見た目の印象は、ボロボロの鰭、イボイボな体表でグロテスクである。釣れたときには水を大量に飲んで腹が膨れていることがあり、体色には個体差が大きく褐色や黒色など色々ある。食性は貪欲で小魚や甲殻類などを食べる。
味はとても美味な魚で、カジカの仲間では本種のケムシカジカ(ボッケ)が一番美味と言われる。
卵はイクラよりも粒がやや小さめであり、卵のしょうゆ漬けは歯ごたえがあって珍味とされ味も良い。
材料
- ボッケの卵
- 醤油
- みりん
作り方
- ①子持ちのボッケ1尾から卵を取り出す。
- ②取り出した卵を湯で洗い、卵膜を取り去り、水洗いを繰り返す。
- ③②を一昼夜しょうゆに漬け込む。
- ④好みでみりんなどを加えても良い。