No.3
ボッケの味噌汁
特徴
あらも胃袋も肝も利用してボッケの風味を生かすことが調理のコツである。出汁はコンブのみである。
通常は、ボッケの他には銀杏切りの大根だけを具材として入れるが、長ネギを加えても美味しい。肝の濃厚な味わいや、胃袋のしゃきしゃきとした歯ごたえがある。ボッケの各部位が入っている汁の旨味と立ちのぼってくる香りは絶品の地元漁師の料理といえる。
材料
- ボッケ
- 出し汁(昆布)
- 大根
- 長ねぎ
- 味噌
作り方
- (下ごしらえ)
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- ①ボッケはよく洗い、うろこをとる。
- ②頭、内蔵、えら、尾びれ、背びれ、腹びれを切り落とし、胃袋は開き内側のヌメリを包丁でこそげ取り水洗いしてから細かく切る。胆も洗っておく。
- ③身は二枚に開き、食べやすい大きさにぶつ切りにする。
- (つくり方)
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- ①出汁コンブと銀杏切りの大根を水から煮る。
- ②煮立ったところでコンブを取り出し、ボッケの頭ぶつ切り、身、胃袋、肝を入れる。
- ③ほぼ煮えたところでぶつ切りの長ねぎを加える。
- ④1.2分後に味噌で味をととのえる。